徒然帳

小説と、障害と、時々日常

「私」として──

ちょっと最近あった大きな出来事を。バタバタして更新が出来なかった言い訳ともいう

 

今年、念願だった「改名」が出来た

私が「私」として生きることが、決まった

 

私が表に出るようになる大学生あたりには、主人格(以後彼女)はほぼ外に出てこなくなった

出てきたとしても、精神退行を起こしてる感じがあって、明らかに年齢にはそぐわない口調や仕草が目立ってた。だから、社会人として過ごす頃からほとんど私が出てた

 

それでもやっぱり、彼女の名前=真名はトリガーで。彼女を起こすのに十分な働きもあった

 

だから──最悪な出来事が起きて以来、私達は二度と彼女を起こさないと決めた。深く、深く、寝ていてもらおうと動くことにした

私達が、この体が、生き続ける為に必要だと判断した

その為の情報収集や証拠集めに費やした年月は、短いようで長く感じた。けれど、終わってみればあっという間な期間でもあったから不思議なもの

 

まあ、改名が出来た後の事務的手続きはお役所ごとも多いから大変なのだけど、その度に「ああ、私の名前だ……」と気持ちを噛み締める

偽名(ではないけど、感覚としてはこれに近い)を名乗り続ける生活は終わったのだと、そう実感するこの頃だ