徒然帳

小説と、障害と、時々日常

数多いる自分は何者なのか

ちょっと前に解離性障害(いわゆる二重人格や多重人格)でネットで有名になった方がいらっしゃった。こう言ってしまってはなんだが、メディアに出ることも、他人の目に触れることも含めて勇気ある行動で凄いと思った反面、矢面に立つことになるのではと不安にもなった

この障害は、ウソツキだとか演技だとか、とにかく批判をされやすいから

 

だって、考えてみてほしい。場面や相手によって態度を変えるのは普通の人だってあり得ることなのに、それが「貴方は病気です」と言われるようなものなのだから、納得いかなかったり疑惑的になったりする人が出てくるだろう

そんな生易しいものでは、ないのだけども

 

正直いってこのブログを書く時、とても苦心する。どんな風に書いてるか、そもそも、「こんな記事書いたっけ…?」というものがあるのだから、文体を統一するのは難しい

ある程度カテゴリーで分けているにしても限度というものがある。だから合わせて書いていくのは、多分普通の人よりも苦労してる、と思う

 

この障害の何が一番怖いか。自分にとっては金銭面と、対人関係だ

いつの間にかある出費に、増えた友人。ここ最近の大きな出来事といえば、自分はいつの間にか借金を抱えることになっていたことだろうか

それも詐欺に遭ったゆえということなのだから笑えないというのに、当事者感覚がないせいで笑いたくなるような一件だ

大きな出来事、というからには細々とした小さな出来事は沢山ある。ので、割愛させてもらう

 

 

これが「普通」の人からすればあり得ない。それくらい大きな出来事なら覚えてるだろう。という感覚だと思う

 

分からないのだ、本当に。というより知らないが正しい

そんなことがあったなど、本当に自分は知らない

何なら、このブログに書いている内容で言えばコミティアというイベントへ参加表明したことすら「マジで?」状態である。自分のことなのに

それがこの障害の特徴であり、一番の重症度が高い分類にあたる、らしい

記憶がなくなるほど、更にその間は別人を名乗っていることは本当に珍しい、らしい

全部説明されたことの受け売りだから真偽は分からないけど、自分がそうだというのだからそうなのだと思う

 

何せ自分は、大学後半までの人生記憶を知らないから